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ワクチン接種 中信でも医療従事者対象に始まる

ワクチン接種を受ける職員

 新型コロナウイルスの感染拡大防止につながると期待されるワクチンの接種が、5日から中信地方でも始まった。「基本型接種施設」となっている県内の16医療機関に1万5600回分のワクチンが届けられており、国立病院機構まつもと医療センター(松本市)では病院職員が接種を受けた。

 中信地方ではほかに、信州大学付属病院(松本市)と相澤健康センター(同)、安曇野赤十字病院(安曇野市)、市立大町総合病院(大町市)へ来週にかけてワクチンが届けられ、医療従事者が接種していく。
 ワクチンは米国・ファイザー社製で、まつもと医療センターには5日午後2時ころに届けられた。超低温の冷凍庫から出して解凍してから、最初に小池祥一郎院長が接種した。小池院長は「痛みはあまりない。医療従事者が率先して打つことで(市民への)安心材料にもなる」と感想を述べた。接種後は副反応などを確認するため、15分ほど安静にする時間が設けられた。この日、接種を受けた職員10人に異常は見られなかった。
 同センターでは勤務する職員824人のうち731人が接種を希望しており、3月から4月にかけて1日40~80人が受けていく。小池院長は「ワクチンはコロナに対する強力な武器。たくさんの人が打つことで効果が出るので、できるだけ早くに多くの人が接種できる体制になれば」と話していた。
 松本市立病院でも10日から接種が始まる。医療従事者の後、高齢者、基礎疾患のある人への接種が行われる。