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防災ヘリ墜落4年で祈り 追悼式 安全の誓い新たに

慰霊碑前に設けられた献花台で冥福を祈る人たち

 県消防防災ヘリコプター・アルプスが松本市郊外の鉢伏山に墜落し、県消防防災航空隊の隊員9人全員が死亡した事故から5日で4年を迎えた。信州スカイパークの慰霊碑前では県と県消防長会の主催で追悼式が営まれ、参列した遺族や消防関係者らが空の安全に尽力した隊員たちに祈りをささげた。

 遺族をはじめ、派遣元の消防局や自治体の代表者、県職員ら約40人が出席して黙とうをした。慰霊碑前の祭壇には9人の写真が並び、一人ずつ献花をして志半ばで逝った隊員たちをしのんだ。
 阿部守一知事は追悼の辞で、新年度からの自主運航による活動開始に向け、航空隊の再構築を進めていることを報告。「崇高な使命感と強い責任感を継承していく」と誓った。
 北アルプス広域連合長の牛越徹大町市長は「4年の歳月を経ても前途有望な隊員を失った無念と悲しみは癒えることはない」、県消防長会の越浩司副会長は「安全第一の精神を胸に深く刻み地域住民の安全安心を守り抜くことを誓う」と言葉を述べた。
 式は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため昨年に引き続き、参列者数を限定し、時間を短縮して行った。

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