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コロナ考え非接触チャイム開発 情報工科専門学校の本山穂さん

端末に手をかざす本山さん

 松本情報工科専門学校(松本市城西1)の情報システム学科2年生・本山穂さん(21)=松本市寿北5=が、卒業研究でAI(人工知能)を使った非接触チャイムを開発した。新型コロナウイルス禍に対応してタブレット端末に手をかざすだけで呼び出し音が鳴る仕組みで、特別な機材が必要ない利点がある。同校受付の押しボタン式チャイムに代わり活用していく。

 研究テーマとして教員らが提示した中から、AIや実用性などに興味を持って選んだという。インターネットで調べながら取り組み、指の関節の位置を認識する既製のAIを用いて、開いた手の形に反応するプログラムを作った。
 利用したAIでは特定の大きさや角度でしか手が認識されないため、21ある点の座標を計算して認識する範囲に幅を持たせる応用をした。意図せず音が鳴らないよう一定の時間かざす設定としたほか、左右の手の形のガイドラインを示す工夫もしている。
 技術的な困難もあったが2カ月かけて完成させ、学生の出席確認用にスマートフォンからQRコードを読み取る端末に機能を組み込んだ。赤羽達史学科長は「試行錯誤しながら粘り強く頑張った。学生としてはすごい成果」とたたえている。
 本山さんは春から市内のシステム開発会社にプログラマーとして就職予定で「形になり、実際に使ってもらえることがうれしい。自分の自信にもなる」と話していた。

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