政治・経済

ワクチン接種 塩尻市で訓練本格化 流れ確認 密回避が課題

 塩尻市は2日、新型コロナウイルス発症予防のワクチン集団接種のシミュレーション訓練を、接種会場となる市保健福祉センターで実施した。新型コロナウイルス感染症ワクチン接種推進室を中心とする部局横断の市職員約40人が、接種希望の一般市民や医師、看護師の役目に分かれて動線を確認し、課題の把握に努めた。

 入り口を西側、出口を北側に設定し、体温測定と手指消毒、受付、予診票点検、接種、待機―と一連の流れを確認した。市民役の16人は接種券や予診票を忘れた人、基礎疾患のある人、車いす利用者がいて、別の予防接種を受けて間もない人を断る場面もあった。接種後15~30分間様子を見て、職員が体調不良になった人の看護や救急搬送の手配も訓練した。
 課題として、受付で滞留して密になりがちなことや、雨の場合の傘の取り扱い、予診票点検に時間を要することが挙がった。接種室への入・退室で1人3分を目安に計測したが、3~6分間を要し、服の着脱もあるため高齢者は「3分では厳しい」(推進室)とみる。
 集団接種は土曜に240人、日曜に480人を想定する。平日の個別接種は5病院、診療所で調整中だ。ワクチン供給量が不明なため、接種券と予診票の送付のめどは未定だ。訓練した小口利幸市長は「いかにスムーズに誘導できるか」と話した。推進室の米窪昌紀室長は「円滑かつ緊急の対応にも万全を期し安心して接種できるようにしたい」とする。4月にも訓練する予定だ。

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