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火災多発 あぜ焼き注意 


 松本広域消防局管内(松本、安曇野、塩尻3市と東筑摩郡5村)で火災が多発している。2月の発生件数は速報値で31件に上り、同局が発足した平成5(1993)年以来、2月としては最多となった。特に、春耕を前にあぜ焼きの火が風にあおられて燃え広がるなどの火災が相次いだ。例年、乾燥して風が強まる中、農作業が本格化する春先は火災が多発するだけに、関係機関は火の取り扱いに十分な注意を促している。
 2月に発生した火災は、下草火災などのその他が22件、建物が7件、林野が2件となった。28日は松本、安曇野、塩尻3市で計7件の火災が起き、各警察署によると、出火原因はいずれも下草を焼いていた火やたき火が燃え広がったものとみられる。
 3月1日も、松本市刈谷原町でごみを燃やしていた火が燃え広がり下草約194平方メートルを焼く火災があった。けが人はなかった。
 県内では野焼き作業による死亡事故が昨年1件起きており、県松本農業農村支援センターは「風がある日は野焼きをしないことが原則」と注意を呼びかける。その上で▽野焼きを始める前に水バケツやスコップなどの消火用具を準備する▽少しずつ燃やし周囲に燃え広がらないようにする▽作業中は火を消すまでその場を離れない―などを注意点に挙げる。火が服に燃え移るケースもあり、たばこの吸い殻やキャンプ中のたき火が燃え広がることにも注意を促す。
 松本広域消防局予防課は「例年3~4月に火災の発生件数が1年のピークになることが多い。歯止めをかけられるよう火災予防の意識高揚をいま一度お願いしたい」と呼び掛ける。

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