政治・経済

就職活動 本格スタート 説明会解禁 進むリモート化 戸惑いも

感染対策を徹底した合同説明会の会場ロビー(ホテルブエナビスタ)

 来春卒業予定の大学生などを対象にした企業説明会が1日に解禁され、就職・採用活動が本格的にスタートした。新型コロナウイルス感染拡大を受けてリモートによる活動が昨年以上に浸透しそうだ。学生側では取り組み方によって入手できる情報量に差が出そうで、早期に内定をもらう学生と苦戦する学生との二極化もさらに進むとみられる。

 松本市本庄1のホテルブエナビスタでは1日、リクルートキャリア(東京都)が主催する合同企業説明会が開かれた。事前登録した学生と出展企業33社のみが入場できるという徹底した感染防止策の中、双方が実際に対面した。地元への就職を希望する市内出身の男子学生(21)は「短時間でも担当者と直接会い、自分を印象付けたい」と意気込んでいた。県内の短期大学に通う市内の女子学生(19)は「コロナにも負けない将来性などはオンラインでは分からない」と不安も口にした。
 企業側は説明会や面接などのリモート化を積極的に進めている。長野銀行(渚2)は、先月まで開催したインターンシップを、テレビ会議システムを使って行い、その中でグループワークも行うように工夫した。1次面接などもリモートで行う。
 信州大学も1日、3日間の日程でリモートによる合同説明会を始めた。延べ約600人が参加する予定で、学生は自宅などから画面上で企業の説明を聞く。同大学キャリア教育・サポートセンター就職コーディネーター・光武聖子さんは二極化が進みそうな状況について、「とにかく自分から行動し、ありのままの自分を表現することが大切。孤独を感じたら相談してほしい」と学生にエールを送っていた。