教育・子育て

塩尻のGIGAスクール構想 端末授業 外部人材が支援

 塩尻市内の小中学校で、児童生徒に1人1台のタブレット端末を配り、学習環境を整える国の「GIGAスクール構想」に基づく取り組みが始まった。ICT(情報通信技術)に詳しい人材がそろう市振興公社のテレワーク事業KADOの登録会員が「GIGAスクールサポーター」として学校現場に入り、授業で端末を活用する子供や教員を後方支援している。

 洗馬小学校では2月22~25日、タブレット端末・iPadの利用を集中的に学ぶ授業に取り組んだ。
 4年2組では担任の阿部愛美教諭(27)が進行して児童21人が端末を使い、サポーター2人が支援に入った。
 「おでん」をテーマにネット検索し、端末上で自分の名前と好きな具の情報をまとめて課題を提出する学習をした。水野一颯君(10)は「教えてもらったおかげで楽しい」とし、西窪柚羽さん(10)は「わくわくした。もっとやってみたい」と話した。
 与えられた環境を学習にどう生かすかが課題だ。教職員のICT経験にはばらつきがあるため、塩尻の強みでもある外部人材を活用する。洗馬小の中沢寛校長は「来年度も通年で研修する機会をつくっていきたい」とする。
 サポーター業務は公社が市から受託し、端末の運用支援や日常的なICT活用に関する支援を担う。30~50代の15人(男性4人、女性11人)のサポーターがいて、昨年11月から各校の機材導入の支援、ICTに関する困り事などのヒアリング調査をして準備を進めてきた。サポーターで公社職員の小松智美さん(50)は「いろんな場所でいろんな授業参加が実現でき、抵抗なく溶け込んでいくきっかけになれば」と話す。
 市の本年度までのGIGAスクール構想関連の事業費は、端末導入や高速通信ネットワーク工事、学習支援ソフト購入などで4億7000万円に上る。新年度当初予算案には委託料や通信費、学習コンテンツ使用料などで1775万円を計上している。

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