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2021.3.2 みすず野

 松本、安曇野、塩尻3市の新年度当初予算案が発表され、それぞれ議会の審議に入っている。各市長の"色"が最も打ち出されるのが、この一般会計の当初予算案だが、とりわけ松本市は、臥雲義尚市長が初めて取り組んだ当初案、注目である◆初の1000億円超えの過去最大のものとなった。基幹博物館建設のほか、市美術館の大規模改修、中核市移行事業、コロナ対応などが加わり、前年度(骨格予算に肉付けした6月補正後)比10.1%増。一方、コロナ禍によって市税収入は大きく落ち込む見通しで、その埋め合わせはいかにだ。前菅谷昭市政の健康から産業・経済重視にかじを切った◆逆に安曇野市は、新総合体育館建設などのハード事業から、ソフト事業への転換期を迎え、前年度より少ない規模に。宮澤宗弘市長の任期最終年度でもある。塩尻市は松本市同様、前年度比6%増の過去最大規模に膨らんだ。コロナ関連費は、全体の1割に相当する30億円◆コロナの影響は多岐にわたり、新年度だけにとどまりそうにない。削れるところは削り、財政の道筋がつけられているか。市議会には厳正なるチェックをお願いしたい。

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