連載・特集

2021.3.1 みすず野

 作詞、作曲者とも不明の古謡「さくらさくら」は、「さくらさくら やよいの空は 見わたす限り―」と歌う。弥生の空は桜が満開、春爛漫なのである。これは旧暦3月だからで、現在の弥生3月は暖かいとはいえ、春盛りではない◆弥生とは、草木がいやがうえにも生える「いやおい」から転じたものという。この弥生の声を聞くと、冬が終わったのだなと感じさせてくれる。三寒四温は続くので、安心はできないものの、春はまちがいなくそこまで来ている。3日は桃の節句、5日は二十四節気の一つ「啓蟄」、そして17日は彼岸の入り◆コロナの感染拡大によって、不安とストレスが高じる冬だった。思えば1年前からこの状態が続いているが、一日も早い終息を願ってやまない。桃の節句と言えば、松本には「押絵雛」の伝統がある。江戸天保年間(1830~44)に、松本藩主戸田氏が、殖産興業の一つとして、武士の家庭に奨励したのが始まりだそう◆スポーツ界に目を転じると、サッカーJ2松本山雅の長い戦いが始まった。チーム一丸となって、J1復帰を果たしてほしい。御嶽海の大相撲春場所は、14日に初日を迎える。

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