地域の話題

「ほこみち」憩いの場に 歩道にカフェ・テラス席 松本市が規制緩和へ

 松本市は来年度、国土交通省が創設した、歩行者利便増進道路(通称・ほこみち)の制度活用に乗り出す。歩道にオープンカフェやテラス席を設置できるなど、道路の占用許可基準を緩和することで街のにぎわい創出につなげる取り組みだ。新型コロナウイルス禍の特例として昨夏から実施してきた「街場のえんがわ作戦」は3月で終了するが、ほこみちに切れ目なく移行することで、憩う場、過ごす場としての道路環境整備を拡充していく。

 改正道路法の施行に伴い昨年11月に始まった制度で、都市政策課によると県内では市が初めての活用となる見通し。市は関連条例の改正案を市議会2月定例会に提出した。
 具体的には道路管理者が指定するほこみち内に特例区域を定め、希望する事業者らに道路空間の柔軟な使用を認める。期間は5年以内、公募の場合は20年まで。占用料は減免する。
 市は昨年8月から、市街地の飲食店団体などに歩道の一部使用などを認める「えんがわ作戦」を実施してきた。コロナ禍の3密回避や飲食店支援を目的とした国の特例措置に基づく。これまでに9路線で7団体・61店舗が参加し、テラス席を設けるなどした。
 ほこみち導入にあたって市は当面、この7団体が継続して道路利用できるよう手続きや支援を進める考え。将来的には商工団体とも協議し、ほこみちの対象拡大を目指す。同課は「徐々に暖かくなり屋外で過ごしたい季節がくる。制度を有効活用して街の活気につなげたい」としている。

連載・特集

もっと見る