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けん玉で元気、実践方法学ぶ オンライン指導者交流会に100人余

 松本市を拠点に国内外でけん玉の普及に取り組む「グローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN・グロケン)」(蟻ケ崎1、窪田保代表)は23日、全国のけん玉指導者による「けん玉先生オンライン交流会」を開いた。教師や医療関係者、住民グループのメンバーなどさまざまな人たちが、コロナ禍でも自分の専門分野で効果的にけん玉を取り入れている事例を紹介し、実践方法や課題について意見を交わした。

 事務所にスタジオを設け、参加者の顔と声が分かるようにインターネットの会議システムを使った。「医療・リハビリ・福祉」「地域」「教育」など分野ごとに時間を区切り、計100人以上が参加した。
 塩尻協立病院(塩尻市桟敷)の作業療法士・原佑輔さんは、加齢に伴う心身の虚弱状態「フレイル」や認知症の予防に活用している体操を紹介した。皿に乗った玉を落とさないように足の下をくぐらせるなどの動作を実演して効果を説明すると、参加者は画面の向こうでけん玉を使って試した。高齢者の健康づくりに役立てている生坂村の職員は「簡単な技でも達成感がある。意欲向上や喜びにつながるので皆が楽しんでいる」と報告した。
 池田町の会染小学校の桑山明日翔教諭はコロナ禍で集団遊びが制限される中、学校がけん玉を購入し全校児童で検定に取り組む様子を紹介した。予算確保の仕方や反対意見に対する解決策などを問う質問も出た。
 グロケンが設けた指導者資格を持つ「けん玉先生」は約570人いる。コロナ禍で工夫している好例や悩みを共有してより良い活動をするために交流会を企画した。窪田代表は「深い内容を話し合うことができた。けん玉は人口もノウハウもまだ少ない。情報を共有して活動環境を整え、コロナに負けずけん玉の魅力を皆で伝え、多くの人を元気にできたら」と話していた。