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松川の高齢者健康維持に積極的 生活状況調査

 松川村が策定中の第8期老人福祉計画(令和3~5年度)によると、村内の高齢者は趣味や運動などの活動に参加するなど、心身の健康維持に積極的に取り組む人が増えた一方で、近所づきあいが希薄になり、不安を感じる人が増えている。要介護認定の原因疾患で生活習慣病の割合も上昇していて、村は対策に力を入れる考えだ。

 要介護・要支援認定を受けていない70歳以上の高齢者の生活状況調査(対象2263人。回収率85・3%)によると、地区の集まりや趣味・運動のサークルに参加している人は52・5%で、第7期計画の調査時より17・0ポイントも増えた。居宅・要介護・要支援認定者の実態調査(対象279人。回答率100%)でも、外出が「あまり減っていない」「減っていない」が合わせて52・9%で、同11・2ポイント増えている。
 高齢者の活動が積極的になっている一方、認定者の実態調査では、近所で「困った時に気軽に頼める人がいる」が21・9%で同4・6ポイント低下した。「つきあいがない」は19・1%で同6・4増えた。「地域の人にどのような支援をしてほしいか」という質問に対し、前回は10番目だった「急病など緊急時の手助け」という回答が、今回は一番多くなった。認知症の専門相談窓口を求める人も増えた。
 村はこうした状況を受け、自然災害の多発や新型コロナウイルス感染症の流行も踏まえて、第8期の計画では新たに災害時の避難誘導体制の整備や地域の支え合い体制づくりに取り組むとしている。
 令和2年4月1日現在の村内の高齢化率(人口に占める65歳以上の割合)は32・8%で、3年前より1・5ポイント上昇した。
 村は3月2日まで第8期計画をホームページなどで公開し、意見を募っている。