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木曽町役場 新庁舎が完成 地元材活用 出し梁も 4月5日利用開始

新庁舎内を見学する関係者

 令和元年10月から建設工事が進められていた木曽町役場新庁舎・防災センターの竣工式が22日、福島の現庁舎隣接地で開かれた。中山道宿場町の建物に見られる伝統様式「出し梁造り」を取り入れたり、カラマツやヒノキなどの地元産材をふんだんに使ったりして木曽らしさや木の魅力を発信できる施設となった。これまで分散していた役場機能を集約し、1カ所でさまざまな手続きを済ませられるようにした。4月5日の開庁を予定する。

 新庁舎は木造一部鉄骨鋼板ぶき平屋で、ボイラーなどが入る設備棟と、災害時に必要な資材などを置く備蓄棟を合わせた3棟からなり、延べ2772平方㍍になる。木材を約900立方㍍用いた。外構工事を含む総事業費は約18億5000万円。
 庁舎の正面玄関を通ると、高さ8㍍のヒノキの大黒柱が来庁者を出迎える。庁舎内を縦断する長い廊下「中山道こみち」の両脇に各課の窓口が並んでいて、開放感がある。
 全体的に木目と白、茶色を基調とし、待合用ベンチなどの調度品も地元材で作られた。各課の表示板に木曽漆器を、部屋の扉の一部などに障子戸を採用するなど、所々に宿場町らしさが表現された。防災センターは災害時に情報を集めて指揮を執る場所になるが、普段は職員の休憩室として利用される。
 式には関係者約70人が出席した。原久仁男町長は「考えていた以上に木に親しめる建物になった。町民の皆さんにも手続きだけでなく交流の場として立ち寄ってもらいたい」と式辞を述べた。
 今後、年度内に駐車場の舗装工事が行われる。

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