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堀金の兄弟 野鳥撮りに熱中 写真家の父が指南

明科中川手の御宝田遊水池で野鳥の撮影を楽しむ慶さんと葉君、蒼君(左から)

 安曇野市堀金烏川の田中葉君(14)=堀金中学校2年=と弟の蒼君(11)=堀金小学校6年=が、野鳥の写真撮影に熱中している。昨春の新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校期間中に、写真家の父・慶さん(44)からカメラの使い方を教わり、めきめきと腕を上げた。毎日の観察・撮影を通して種類や生態にも詳しくなり、野鳥のさまざまな表情をカメラで捉えている。

 2人とも生き物が好きで、幼いころから昆虫採集や野鳥観察に親しんできた。休校が始まった際には、運動を兼ねて、母・しゅんさん(47)を含む家族4人でカメラを持って散歩をするように。近くの神社でオオタカの巣を見つけたことをきっかけに、野鳥の撮影にのめり込んでいった。
 2人は慶さんに教わりながらカメラの操作を覚え、朝や学校が終わった後にも毎日写真を撮った。週末も家族で撮影に出掛け、徐々に躍動感のある写真が撮れるようになっていった。慶さんは「葉はダイナミックで生態を捉えた写真、蒼は鳥のしぐさや動きを捉えた写真を撮る。こんなに上達するとは」と評価し、しゅんさんは「鳥を見つける目もすごい」と感心する。
 夏からは撮影した野鳥の記録も始め、2人が撮影した野鳥は114種類に上った。蒼君は夏休みの自由研究の発表として、2学期に校内で写真展を開催。市豊科郷土博物館で3月7日まで開催されている「第37回白鳥写真展」にも、慶さんと葉君、蒼君の3人で2点ずつ出品した。
 野鳥の撮影について「楽しい」と声をそろえる2人。葉君は「光や陰影を意識して撮れば、スズメやムクドリ、トンビなど身近な鳥もすてきに見える」と力を込め、蒼君は「珍しい鳥や行動が見られるとうれしい」と笑顔を見せる。クマタカ、アオバト、イヌワシ、キレンジャク、フクロウ―。まだ見ぬ野鳥との出会いに、心を躍らせている。