教育・子育て

公民館 コロナ禍で存在感 ネット活用で新たな参加 松本で研究集会

ユーチューブの市公式チャンネルでライブ配信をした研究集会

 公民館の役割について考える第36回公民館研究集会(松本市など主催)が21日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、初めてインターネット上で開かれた。コロナ禍の中で企画する公民館の講座などで、オンラインを活用することの利点と課題を探った。講演と鼎談があり、動画投稿サイト・ユーチューブの市公式チャンネルでライブ配信した。

 県生涯学習推進センターの木下巨一所長が基調講演し、福岡県久留米市で新たな交流の場として誕生した「くるめオンライン公民館」の事例を紹介した。新型コロナの影響で公共施設が休館する中、テレビ会議アプリを使い、ネット上で住民が交流し、学ぶ動きが始まった。
 オンラインの導入によって見えてきたこととして木下さんは「障害のある人や感染リスクのある高齢者、子育て中の親など参加条件が整う人がいる。自分の居場所が広がる人がいるほか、世代の壁も越えられる」とした。
 鼎談では、松本大学総合経営学部の向井健専任講師と、松本市の第三地区まちづくり協議会の降旗都子副会長も加わり、意見交換した。
 向井さんは、ユーチューブを通じて寄せられた意見やコメントを取り上げながら、通信機器を利用できない環境にいる人などへの配慮も必要と指摘した。降旗さんは公民館報を交流サイトのフェイスブックでも発信していると説明した上で「オンラインで(視聴)できない人もいるので、紙媒体と両方を使っていかないとだめではないか」と語った。木下さんはオンラインを利用できるように入門講座を企画するなど「行政が環境づくりを積極的にやる必要がある」と話していた。

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