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コロナ禍差別なくそう 塩尻の広丘小児童会 シトラスリボン製作・着用で啓発活動

シトラスリボンを全校児童に配り、PRする企画の中心になった児童会役員の6年生

 塩尻市の広丘小学校児童会「奨善会」は、シトラスリボンを作製して全校で着用し、PRする取り組みをしている。新型コロナウイルス感染症にまつわる差別や偏見を解消し、暮らしやすいまちづくりを目指す運動「シトラスリボンプロジェクト」に呼応した。感染症の急拡大・長期化で誰もが感染・発症する可能性がある中、児童一人一人が思いやりの心を持つ大切さを確かめ合っている。

 リボンでつくる三つの輪には、「地域」「学校(職場)」「家庭」の意味がある。児童は昨年12月からランドセルや筆箱、水筒に取り付けている。
 プロジェクトは愛媛県発祥で、名称は愛媛特産のかんきつ類にちなむ。昨秋に新聞記事で知った児童会が参加を決め、11月の人権月間に合わせて全校に趣旨を伝え、活動を呼び掛けた。
 6年生の役員が中心になり、市内で企画に携わっていた市北部交流センター・えんてらすの職員の講話を聞き、リボン製作の指導を受けた。5年生が材料を下準備して6年生が編み、4年生がストラップを取り付けるなど高学年で作業を分担し、700個を完成させた。
 放課後に自主的に作り方を学び、10個を手掛けた児童や、家族の分も作って分け合った児童もいた。児童会長の内川航大君(12)は「コロナも受け入れる、思いやりあふれる児童であってほしい」と話す。副会長の大門凛さん(12)は、明治期に同校の校長を務めた歌人・島木赤彦が明治43(1910)年に定めた「新校訓・奨善会」の言葉を引用し、「(私たちがボランティアと解する)公事の心が広小にはある。今後もつながっていけば」と願う。
 2月下旬にはテレビ会議で3~6年生の代表者が今回の取り組みについて意見発表する計画がある。

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