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松本市職員 有給休暇10.6日取得 昨年平均 目標に届かず

 松本市は、昨年1年間に正規職員が取得した年次休暇(有給休暇)と夏季休暇の平均日数をまとめた。夏季休暇は2・8日で前年と同数だったが、年次休暇は10・6日で前年よりも0・1日減った。新市政への移行に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う一連の対応で取得が一定程度抑制されたとみられる。

 正規職員1568人の平均値を算出した。
 市は年次休暇の年間取得目標を一人あたり12・0日と定めている。月1回消化する計算だ。ワークライフ・バランスの重視や働き方改革が全国的に叫ばれ、一昨年には企業に対して年5日の有休取得が義務付けられるなどする中、市も上司が率先して取得し、部下に消化を促すなど年次休暇を取りやすい環境づくりに努めている。
 庁内の意識改革が進む中、職員課によると「取得のハードルは以前よりもだいぶ下がった」。そのため令和2年は元年よりも目標値に近づく見通しだったが、コロナ禍の感染対策や経済対策が通常業務に加わり取得日数が伸びなかった。
 全国民に一律10万円を配った特別定額給付金の対応なども大きく影響した。
 夏季休暇は7~9月に計3日の取得を定めている。平成29(2017)年以降は平均取得数が2・7~2・8日で推移しており目標までわずかだ。
 行政における有休取得の機運は民間企業にも波及する。同課は「業務の効率化、職員のリフレッシュのため引き続き普及を進めたい」としている。