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松本市内の湧水でビール醸造 4月にも第1弾提供

「北馬場柳の井戸」で水をくむプロジェクトメンバー

 松本市街地に湧き出る井戸水でビールを造る「松本井戸水ビールプロジェクト」が始動した。小規模事業者が潤うビジネスモデルの構築へ多角的な事業を展開する深志商事(大手4)が企画した。クラフトビール製造・松本ブルワリー(中央3)が参画して醸造を担う。2カ所の井戸水を使ったビール2種類を4月上旬にも第1弾として市内飲食店で提供する。

 松本市が管理する井戸18カ所のうち「松本神社前井戸」と「北馬場柳の井戸」でこのほど水をくみ、松本ブルワリーの醸造所(野溝西2)で仕込みをした。すっきりとした喉越しで、水の特長が感じられるよう、低温で長時間発酵させるラガービールに仕上げる。
 各所に湧き出る井戸水ごとに味が微妙に違うという。松本ブルワリーの醸造責任者・勝山拓海さんは「水の違いが味わいの特徴を生むはず」と期待する。
 各40リットルを完成させ、松本ブルワリーの直営店など4、5店で扱う。深志商事の住吉久典代表は「地域資源の魅力を高め、地元の方にもその価値を再認識してもらえる取り組みとしたい」と話す。