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テークアウトを再使用容器で 豊科の丸山さんら企画 

再使用ができるアルパッケの容器と丸山さん

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛の影響でテークアウトメニューに力を入れる飲食店が増える中、安曇野市豊科のシステムエンジニア・丸山剛さん(42)らが、店舗間で共有できる持ち帰り用容器「ARUPAKKE(アルパッケ)」の運用に取り組んでいる。テークアウトを利用した人が使用後の容器を店舗に返却し、プロジェクト参加店舗間で再使用する仕組みで、持ち帰り用容器によるごみの排出量削減を目指す。

 容器の素材はヒノキの木くずを再利用したバイオマスプラスチックで、電子レンジや食洗機にも対応している。容量は800ミリリットルで、ふたには安曇野市民に親しみのあるキジをモチーフにしたロゴマークがあしらわれている。県の「飲食・サービス業等新型コロナウイルス対策応援事業」の補助金を活用し、250個を用意した。
 丸山さんは昨春の緊急事態宣言発令中にテークアウトを何店舗か利用した際、プラスチック容器でごみ箱がすぐにいっぱいになることに危機感を抱いた。ごみ処理業者からも「持ち帰り用容器によるごみが増えた」と聞く一方、飲食店にとっては容器が手に入りにくく、経済的負担になっていることを知った。現状を改善するため、環境に配慮した暮らしを呼び掛けるプロジェクト「arulife(アルライフ)」を友人らと立ち上げ、第1弾として昨年11月からアルパッケの運用に乗り出した。
 参加店舗は27日時点で安曇野市と松本市に6店あり、利用者はどこでも容器を返却できる。丸山さんは「行ったことのないお店を利用するきっかけにもなる。ごみを減らす意識を持ってもらえれば」と願っている。利用費は年会費500円と容器のデポジット代500円。入会申し込みは参加店舗で受け付け、参加店舗も募集中。アルライフのホームページから申し込み方法や参加店舗の一覧などを確認できる。