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ネットで物々交換の輪 池田の臼井さんがフェイスブック活用

臼井さんと、「お金いらず安曇野 安曇野イベント情報」のフェイスブックページ

 不要になった物のもらい手や、必要な物を譲ってくれる人を探すフェイスブックのグループ「お金いらず安曇野 安曇野イベント情報」が活況だ。池田町中島で夫とゲストハウスを営む臼井朋子さん(55)が開設したグループで、23日時点での参加者数は約1500人に上る。臼井さんは「物があふれる現代。不要になった物を譲り合うことで、物を大切にする気持ちや人とのつながりが生まれてくれれば」と願っている。

 参加者が譲りたい物や欲しい物について投稿し、関心のある人がコメントする形でやりとりする。もらう側が譲ってくれる人の所まで取りに行くのが基本だ。譲渡品として投稿されるのは洋服や子供のおもちゃ、家具などさまざまで、投稿されるとすぐにもらい手がつくという。1カ月間で約400件投稿されることもある。
 臼井さんは以前、安曇野市穂高有明でペンションを経営し、「まだ使えるのに捨てられる物があるのは心が痛い」との思いから、一角に不要品の交換コーナーを設けていた。最終的に専用の会場が必要になるほど好評だったことから、平成27(2015)年、ペンションを池田町に移転させるのを機に、グループを立ち上げた。
 当初はペンションがあった安曇野市内向けだったが、人づてに広がって参加者が増えた。臼井さんは「フェイスブックだと物を置くスペースも不要で、必要としている人にじかに届く。大きい物もやりとりできる」と話し、「みなさんの善意で回っている。商用ではないので、良識を持って活用してもらえれば」と願っている。