地域の話題

安曇野地域の3酒造 香港に向け自慢の酒オンラインでPR

EH酒造の商品を案内する飯田常務(左)

 安曇野市のEH酒造と池田町の大雪渓酒造、福源酒造が、香港の飲食事業者に向けてそれぞれの製造施設や商品を紹介する「オンライン酒蔵ツアー」が23日に行われた。安曇野地域の日本酒の輸出促進を図るため、安曇野と池田、松川の3市町村と酒造業者が共同で取り組む官民連携プロジェクトの一環で、各酒造から社員が順番に生中継を行い、飲食関係者約20人が熱心に聞き入った。

 ワインや日本酒の知識を学ぶ「香港ワインアカデミー」(香港)代表のミッキー・チャンさん(40)が進行役を務めた。チャンさんは日本酒造青年協議会が日本酒の魅力を国内外に広めることに貢献している人物に与える「酒サムライ」の称号を持ち、プロジェクトの一環でEH酒造と大雪渓酒造の酒蔵を見学したことがある。
 EH酒造では麹室や仕込み室、大きなタンクが並ぶ貯蔵室などを紹介した。参加者は通訳を通して「米の品種は何か」「飲む際の適温は何度か」などと熱心に質問していた。案内役を務めた飯田純一常務(51)は「和食が受け入れられるのに伴い、日本酒の輸出量はここ7、8年で増えている。香港の市場にしっかりと根付けるようにPRしていきたい」と力を込めていた。
 大雪渓と福源酒造、EH酒造は「あづみの酒」という共通ブランド名を設け、これまでオーストラリアでの合同販売や海外販売促進用の動画の共同制作などに取り組んできた。新型コロナウイルスの影響で現地での販売促進ができなくなったため、オンラインツアーを開催した。