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柏矢町駅西に電飾 絆育む光子供たち包む

優しい光を投げかける北澤さんのイルミネーション

 安曇野市穂高の柏矢町駅西側の広場で、夕暮れになるとイルミネーションが優しい光を放つ。空調設備会社・アップルエアコン代表取締役の北澤俊彦さん(74)=穂高柏原=が5年ほど前から点灯し、近所の子供たちが楽しめるようにと、毎年趣向を凝らしている。

 今季はガーデニングで使う高さ3メートルほどの西洋あずまや(ガゼボ)に、青や黄色、ピンクなど鮮やかな電球を飾りつけた。背景に4メートルの支柱を立てて電球を明滅させ、光が流れ落ちるように見えるデザインにした。全て北澤さんが手作りで仕上げた。
 柏矢町駅の西側は5年ほど前に宅地に造成された。8区画が分譲された際、北澤さんが会社事務所などを設置するため、線路際の2区画を購入した。残りの区画の住民は若い世帯が多く、子供は園児から中学生まで総勢11人となった。北澤さんは、子供たちが安全に遊べる場所になるようにと、敷地の一部を広場として整えた。
 新型コロナウイルス感染症が広がる前までは、子供たちを招いて焼き肉食事会やクリスマスパーティーを開き、年末には餅つきをするなど、季節ごとのイベントを企画して「ご近所さん」との絆を深めてきた。子供たちからは「北澤のおじちゃん」と慕われている。
 イルミネーションは、寒い季節でも子供たちを喜ばせたいとの思いで始めた。2月末ごろまで点灯する。柏矢町駅のホームからもよく見えるため、子供たちが高校生になって通学に駅を使うようになれば「おかえり」と迎える光にもなる。北澤さんは「ご近所さん同士、仲良くしたいと思って始めた。できるだけ長く続けたい」と優しい笑顔で話していた。

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