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南松本の新駅舎完成 JRきょう利用開始

南松本駅の新駅舎(右)と旧駅舎。乗降客が行き交う街の玄関口として、バトンが引き継がれる

 JR東日本が建て替えを進めていた篠ノ井線・南松本駅(松本市出川町)の新駅舎が完成し、23日から利用が始まる。バリアフリー化が推し進められた新駅舎には多目的トイレが新設され、駅舎とホームを結ぶこ線橋にはエレベーターの設置も予定されている。長年親しまれた旧駅舎に代わる街の新しい玄関口として、利便性の向上にも期待が高まる。

 昭和22(1947)年に建設された旧駅舎の老朽化により、昨年夏から新駅舎の建設が進められていた。新しい駅舎は木造平屋87平方メートルで、旧駅舎の南側に位置する。
 JR東日本管内の駅舎では初となる、木材の板を重ね合わせた直交集成材「クロス・ラミネイティド・ティンバー」(CLT)で建設された。板の繊維方向が直交するように接着した集成材で、耐震性や遮音性などに優れる。耐火性や施工性も高いため、海外では高層ビルに使用されている例もある。
 駅のバリアフリー化はJR東日本が一日の乗降客数3000人超の駅を対象に、地元自治体と協力して進めている。南松本駅の昨年度の一日平均の乗降客数は3014人に上る。今後はエレベーターの新設を予定しており、来年の利用開始を予定している。
 JR東日本長野支社広報室によると、旧駅舎は早ければ2月にも取り壊される。同広報室は「古い駅舎同様に新しい駅舎も多くの利用者に愛される駅舎になれば」としている。

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