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お六櫛継承へ木曽青峰高校の生徒が提案

お六櫛職人らの前で、後継者育成につながる思いを提案する生徒たち

 木祖村の工芸品・お六櫛の歴史や製作技術を学ぶ木曽青峰高校インテリア科の3年生4人が22日、お六櫛職人や村理事者に学習の成果を「提案」として伝えた。櫛作りの担い手確保のために会員制交流サイト(SNS)で発信したり、後継者を村の職員として迎え入れたりといった斬新なアイデアばかりだった。

 美容室と連携するPR案では「お六櫛は水洗いができないため、一人一人に専用の櫛を用意しなければならない」とする取材結果を伝えた。その上で「櫛の良さを損なわないコーティング方法を開発しては」「子供が生まれたら櫛を贈って〝自分専用〟にしてもらえば効果的」と提案した。
 提案書を受け取った唐澤一寛村長は「参考になった。職人が増えるよう努力したい」と約束した上で、4人に向かって「皆さんの中から職人が生まれてくれたら全面的に支援する」と早速声を掛けていた。
 4人の生徒は週1回ずつ職人の指導を受け、製作を体験している。高校入学後にお六櫛の存在を知ったという下會所響さん(18)は「若い世代は(情報機器などの)発信の手段を知っている。職人の皆さんの思いを踏まえながら拡散することで伝統工芸品の発展につなげられるのでは」と話していた。

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