教育・子育て

コミュニティスクール 筑北が来年度準備委 一貫教育推進に地域の力

 筑北村教育委員会は、保育園から中学校までの一貫した教育を推進して地域全体で子供たちを育むことを目指し、村型の「コミュニティスクール」(CS)を導入する構想を進めている。地域の人が学校運営に参画する「ちくほくっ子協議会(仮称)」を、保育園、小中学校共通の組織として設けることが特長の一つだ。来年度に準備委員会を立ち上げ、令和4年度の導入を目指す。

 村内の小中学校では現在、県が推進する信州型CSを学校ごとに導入している。学校長が委嘱する委員でつくる「学校運営委員会」が中心となって地域との連携を図り、子供たちの学習や学校生活を支えるボランティア組織「応援団」が、園や学校単位で組織されている。村型CSでは、応援団を協議会の応援部として位置付け、子供たちと関わる組織の一体化を図ることで、より学校と地域の連携を取りやすくし、子供たちに携わる多様な人材の確保につなげる狙いがある。
 村型CSの導入に向け、このほど開かれた教育関係者向けの研修会では、県教委生涯学習課の担当者を招き、CSの意義をあらためて確認した。中島章指導主事は「地域や学校、保護者や行政が『育てたい子供の姿』を共有し、協働することが大切。子供を育むことは地域づくりにつながる」と呼び掛けた。
 村教委の案では、協議会は識者や住民の代表、保護者ら15人の委員で構成し村教委が任命する。信州型CSに加え、文部科学省が推進する国CSの仕組みも参考に検討を進めている。宮下敏彦教育長は「村の未来の扉を開く子供たちの育成に向け、地域一体となって進めていきたい」と話している。