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三郷のやすらぎ空間施設 市が指定管理者を再募集

指定管理者を再募集するやすらぎ空間施設

 安曇野市は、今後のあり方が課題となっていた三郷温の市三郷やすらぎ空間施設(休館中)について、来年度から管理運営する指定管理者の再募集を始めた。昨年7~8月の公募で応募者がなく、4代続けて指定管理者が撤退する事態となっていた。これまでの運営で不採算だったレストラン事業は行わなくてもいい内容に改め、指定管理者を再度募って施設存続を図る。

 広域農道沿いにある農業・食文化体験などの施設で、地域農業の活性化や都市と農村の交流などを目的に平成18(2006)年に開設された。木造平屋の移築古民家や農産物加工体験施設、レストラン、体験農園(900平方メートル)がある。
 施設は現在、新型コロナウイルスの影響で休館中で、現在の指定管理者も今年3月末の指定期間満了で撤退する。市によると、レストランの売上高は30年度が1432万円、令和元年度が1601万円で、厳しい数字だという。農政課は「これまでで、レストラン部分だけでは経営できない施設というのが見えてきた」とする。
 市は指定管理者の再募集に当たり、セットにしていたレストラン事業と食の体験事業を切り離し、両方または食の体験事業だけでも応募できるように変更した。食の体験事業だけを行う場合、市に納付金を納める必要はない。昨年9月以降、指定管理に関心を示す問い合わせが市にあったほか、個別に働きかけた業者からも好感触が得られたという。
 募集は2月18日までで、3月に応募者によるプレゼンテーションを予定している。指定は4月から令和8年3月までの5年間を予定する。対象は法人や団体で、個人では申請できない。農政課は「民間の発想で有効利用できる提案をしていただきたい」とする。