地域の話題

絆のキッチンカー発車 旅館・小売店・農家タッグ

市松模様がトレードマークのキッチンカーと各店の代表ら

 松本市内の老舗旅館や卸・小売店、農家が業種の垣根を越えてタッグを組み、21日にキッチンカーによる移動販売を始める。新型コロナウイルスの影響で客足が減り続ける中、店側が出向いて「自慢の一品」を提供する。

 民芸旅館・深志荘(並柳2)の中澤伸友社長(49)が発起人となり、植田鰹節店(大手3)の植田治専務(48)、寿北2の農家・CHEF'S GARDEN(シェフズガーデン)の塩原大代表(37)が賛同した。
 21日午前11時から、深志荘の駐車場で販売する。車両はオレンジと黒色の市松模様が目印で、購入費に県の補助金制度を利用した。
 深志荘は人気メニューの山賊焼きをアレンジした4種類を用意する。人気アニメ「鬼滅の刃」をモチーフに青のりの「緑」で市松模様に飾り付けたり、でんぶの「ピンク」、さつまいもの「金」などでトッピングしたりした。植田鰹節店は、鰹節のせんべいと和風だしパックを販売する。シェフズガーデンは高級旅館や仏料理店などに卸している旬野菜を届ける。
 深志荘が市内で弁当の販売を試みたところ予想以上の反響があり、今回の移動販売に結びついた。中澤社長は「食を仕事にする仲間同士、力を合わせて苦境を乗り越えたい。コロナに負けず、新しいサービスに希望を持って"食"で消費者を明るく元気にしたい」と話す。
 販売は不定期で、今後は寿白瀬渕のアルプス市場、山形村のアイシティ21でも販売を行い、営業場所の拡充や新規顧客の獲得にも期待する。寿北3の生蓮寺で行われる寺子屋では食育事業も計画している。
 販売日時は深志荘のホームページで随時案内する。問い合わせは深志荘(電話0263・28・6500)へ。

連載・特集

もっと見る