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松本市医師会24時間電話対応 コロナ感染 療養施設にオンコール医

 軽症や無症状の新型コロナウイルス感染者を受け入れる宿泊療養施設に、松本市医師会が24時間体制で電話対応する「オンコール医」が19日、中信地方で始まった。従来は感染者を療養施設に振り分けた医療機関がオンコール医を担い、緊急時の対応や療養解除の判断をしてきたが、それらを医師会が担うことで現場の負担軽減につなげる狙いだ。

 県の委託事業として昨年末の北信に次ぐ県内2カ所目の取り組みとなる。
 市や県によると、中信地方には100室を備えた宿泊療養施設が1カ所あり、県看護協会の看護師が常駐して軽症者や無症状者を健康観察している。仮に容体が悪化した場合や療養解除を要する場合は、感染者を施設に振り分けた医療機関に看護師が電話し、判断を仰いでいた。陽性者を最前線で受け入れる医療機関にとって負担となるほか、夜間など医師が手薄な時間帯は判断を仰げないなどの課題があったという。
 新たな体制では、医師会の医師が交代で電話対応し、必要に応じて医療機関への搬送なども判断する。
 市によると中信地方の宿泊療養施設の使用は18日現在、半数以下にとどまるが今後の推移は見通せない。
 県医療政策課は医師会の協力に対し「本当にありがたい」と感謝を表した。臥雲義尚市長は19日の定例会見で「医療従事者に大きな負担がかかる状況が続いている。医療のひっ迫回避につながれば」と期待した。

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