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松本の感染者数は高止まり レベル5延長の可能性も

 松本市の新型コロナウイルス感染者数が年明け以降、高止まりの状況が続いている。県独自の感染警戒レベルが松本市単独で5(特別警報Ⅱ)に引き上げられてから18日で10日間が経過したが、1日当たり平均10人(8~18日)の感染者が確認されている。感染者が減少に転じなければ、21日までとするレベル5の発出期間が延長される可能性が出てきた。

 「松本市の感染警戒レベルを予定通り引き下げられるか、高止まりの現状が続けば厳しいかもしれない」。県健康福祉政策課の永原龍一課長は感染状況の受け止めをこう述べた。松本市の直近1週間(11~17日)の人口10万人当たりの新規感染者数は32.14人で、松本市のレベルが5になった8日の直近1週間(1~7日)の27.96人を上回る。
 17日には松本市で過去最多となる20人の感染が発表され、それまで最も多かった7日の18人を更新した。
 1月2日に施設内感染が確認された松本保健所管内の高齢者福祉施設に関連する感染者はその後も増え、入所者と職員合わせて25人(18日現在、県外の保健所に届け出た事例も含む)に上った。16日には松本保健所管内の別の高齢者施設で集団感染を確認。この施設の感染者は入所者、職員合わせ10人(18日現在)確認されている。
 昨年末に松本市内の病院で発生した院内感染も、いまだ感染者の確認が続いている。18日までに患者と職員合わせて28人の感染が確認された。集団感染のほかに、会食が原因とみられる事例や感染経路が特定できない事例も多く確認されている。
 特別警報Ⅱが発出されている松本市では、高齢者や基礎疾患のある人の不要不急の外出の自粛などの対策が強化されている。感染症対策を担当する県関係者は「発出期間が延長されても感染者が減らなければ、追加の対策を検討することもあり得る」としている。