地域の話題

安曇野市の新年度予算 400億円超に

令和3年度当初予算編成の大詰めとなる理事者査定

 安曇野市は18日、令和3年度当初予算編成に向けて市長と副市長、教育長による理事者査定に入った。一般会計の予算規模は、穂高広域施設組合の新ごみ処理施設建設の費用負担が3年度は無くなる一方、新総合体育館建設が最終年度を迎えるのに加え、新型コロナウイルス感染症対策に力を注ぐことから、400億円は超えるものの、過去3番目に大きな規模となった本年度の約422億円は下回るとみられる。

 市は、コロナ禍による令和3年度の一般財源の減少を、国の地方財政収支の仮試算と市の財政計画で約20億円と試算した。このうち市税の減収は9億円で、リーマンショック翌年度の平成21(2009)年度の8億5000万円減を上回る。
 平成30年度に策定した財政計画では、令和3年度の一般会計歳出を前年度より約50億円少ない約373億円と見込んでいたが、新型コロナ対策で大幅に上回る見通し。新型コロナ対策は当初予算案に一定計上し、その後は国の補正予算に合わせて対応していく方針だ。
 歳出では、本年度一般会計当初予算に計上していた新ごみ処理施設の費用負担28億1655万円が無くなる一方、10月に完成予定の新総合体育館に関しては建設費に加え、備品購入の費用も必要になる。
 10月に任期満了を迎える宮澤宗弘市長は新年度が3期目の総仕上げとなるが、一般財源の大幅な減少が見込まれる中、公約に掲げる「自然環境を守り安全・安心のまちづくり」や「協働と行財政基盤の強化」などに関する取り組みをどこまで予算化できるのかも注目される。
 理事者査定は28日まで続く。当初予算案は2月中に公表され、市議会3月定例会に提出される。

連載・特集

もっと見る