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松本市がスーパーシティ構想説明会 オンラインで始める

スーパーシティ構想について市役所からライブ配信で説明する宮之本副市長(右)

 松本市が3月に応募を予定するスーパーシティ構想に関する市民説明会が、17日に始まった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて初日はオンライン開催とし、デジタル化を担当する宮之本伸副市長が「松本版PHR(個人の健康情報記録)でつなぐ医療・福祉・健康づくり」と「100%カーボンニュートラル」の2本柱を説明する映像をインターネットで配信した。

 「松本版PHR」については複数の医療機関や薬局、福祉施設にまたがっている個人の健康情報を必要に応じ連携させることで、検査の重複回避や医療費・待ち時間の抑制、乳幼児の虐待予防などにつながる、と利点を説明した。懸念の声もある情報の取り扱いについては「一つのデータベースに集められるわけではない。必要なときに各データが流通するだけであって、あくまでもデータ自体は元のシステムの中にある」と強調した。
 市内は晴天率や自然資源に恵まれ、安曇・奈川両地区の電気は水力発電で賄われている点も紹介し「市全域で100%カーボンニュートラルを目指す。再生可能エネルギーの地産地消は災害に強いまちづくりにもつながる」と述べた。
 概要説明後、宮之本副市長は20項目以上の質問・意見に応じた。「デジタル化で取り残される人がないようにしてほしい」との要望には、機器の操作性が容易な仕組みを考えているとしつつ「なじめない人、なじみたくない人は残ると思う。それも念頭に置きながら施策を進めることが大切だ」と配慮する姿勢を示した。
 19日と27日に予定した市民説明会もオンラインとなる。市は2月も開催を重ねる予定で、市内の感染状況が好転した場合には対面式で開催したいとした。