教育・子育て

初の大学入学共通テスト始まる

「地理歴史・公民」の試験開始を待つ受験生たち(松本歯科大学)


 大学入試センター試験の後継として思考力や判断力などを重視する「大学入学共通テスト」が16日、2日間の日程で始まった。中信地区では信州大学松本キャンパス(松本市旭3)、松本大学(同市新村)、松本歯科大学(塩尻市広丘郷原)の3会場で実施された。新型コロナウイルスの感染が拡大する中での新たな試験に、受験生はマスク着用などの予防を徹底しながら緊張した様子で臨んだ。

 歯科大では感染対策の一環で例年より試験室を増やし、前後左右を空け市松模様となるよう席を設けた。開始2時間前には受験生が集まり始め、試験室に入ると直前まで参考書を開いて最終確認する姿も見られた。
 初日は地理歴史・公民、国語、英語のリスニングを含む外国語の試験が行われた。中信3会場でトラブルはなかったが、体調不良による追試験の申請者が信大松本キャンパスで4人、歯科大で1人いた。信大によると、各キャンパスなど管轄する6会場合計で例年1、2人のところ、今年は事前申請を含め19人と多かった。初めての共通テストに、予備校に通う松本市の女子生徒(18)は「過去問がないので不安だけれど、後悔が残らないようにしたい」と意気込み、安曇野市の男子高校生(18)は「新しい試験でコロナもあって心配」と話していた。
 今回は休校に伴う学習遅れに対応した特例措置として第2日程(30、31日)が設けられ、第1日程(16、17日)の追試験も兼ねる。
 2日目は理科と数学の試験がある。両日程の志願者数は県内全体で9661人、中信地区で2641人、全国では53万5245人。