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池田工高の3年生 あずまや桜仙峡に完成

 池田町陸郷のヤマザクラの景勝地・桜仙峡に、池田工業高校建築科の3年生があずまやを新設した。景色を一望できるビューポイントとなっている豊盛公民館の駐車場の一角に建てられ、地元の関係者を喜ばせている。

 地元住民でつくる陸郷登波離橋愛護会の要望を受けて、町が建設費を支出して池田工業高校に製作を依頼した。男子生徒5人が昨年10月から取り組み、縦横2・1メートル、屋根の高さ約3メートルのあずまやを完成させた。当初の依頼にはなかったが、元からあった木製ベンチが古くなっていたことから、学校側の好意でテーブル付きのベンチも製作し、15日に生徒たちが据え付けた。
 愛護会は公民館前の斜面に約400メートルの遊歩道を整備し、毎年桜の季節に訪れた人たちをもてなしている。藤松守会長(71)は「一休みできるあずまやの整備は念願だった。高校生が作ったと案内できれば印象が一層よくなる。製作した彼らが成人になってまた来てくれるといい」と目を細めていた。
 生徒の石井夢叶君(18)は「高校生活の最後に形に残るものができてうれしい。通常の実習ではできないことができ、いい経験になった」と話していた。