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高齢者43施設でPCR検査 スタッフら対象 市内 3日間で2750人

高齢者施設に運び込まれたPCRの検査キット

 新型コロナウイルスの感染が拡大している松本市で、高齢者施設に勤務するスタッフらを対象とするPCR検査が14日、始まった。施設の集団感染を防ぐことなどを狙いに、16日までの3日間で43施設の2750人を検査する。実施主体の県によると、これだけ大規模に一斉検査を行うのは県内で初めてとなる。検査結果は検体採取から数日で判明する見込みだ。

 PCR検査は市内の高齢者施設で感染が広がったことを受け、県が同様の規模の施設を一斉に検査することを決めて実施した。
 市内の大半の高齢者施設は、家族などの面会を禁止し、施設に出入りするのはスタッフや関連業者だけになっている。検温や体調確認などで感染者が施設に入らないような措置を取っているが、無症状感染者の場合は発見が難しい。今回のPCR検査で無症状感染者がいないかなどを調べ、「スタッフに安心して勤務してもらえるようにする」(県介護支援課)。
 松本市南部にある高齢者施設では14日、県の委託を受けた民間検査機関から運ばれた検査キットを使い、スタッフや業者ら約40人分の唾液を採取し、検査機関に渡した。同施設の男性施設長は「市内でこれほど感染が増えるとは思わなかった。入所者のみなさんの安心のためにもできれば定期的に検査を受けられれば」と話していた。