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安曇野署管内昨年の人身交通事故3割減

 安曇野警察署のまとめによると、昨年1年間に管内(安曇野市、麻績村、生坂村、筑北村)で発生した人身交通事故は前年より約3割少ない284件(前年比97件減)で、平成17(2005)年に安曇野市が発足して以来最も少なかった。暖冬で例年よりスリップ事故が少なかったことや、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で人や車の交通量が減ったことなどが要因とみられる。けが人も340人(同109人減)と過去最少で、死者は2人(同4人減)だった。件数は全て速報値となっている。

 月別だと、政府が「緊急事態宣言」を発令した4月が16件、5月が14件、宣言解除直後の6月が15件と比較的少なかった。7月以降徐々に増え、最多は12月の46件だった。
 死者2人はいずれも65歳以上の高齢者だった。高齢者の関係する人身交通事故は129件(前年比47件減)で、全体の45・4%を占めていた。飲酒運転による人身交通事故は1件(同5件減)だが、近年は飲酒運転による単独事故や取り締まりでの発覚など関連事案が増加傾向にあるといい、原田篤志交通課長は「飲酒運転を含めた悪質運転の取り締まりを強化していく」としている。
 歩行者が車にはねられる事故は薄暮時や夜間での発生が多く、「運転手が気付きやすい明るい色の服を着たり、反射材を着けたりしてほしい」(原田課長)。車にも、前照灯のこまめな上下の切り替えや交差点での安全確認などを求めている。
 件数減少について、原田課長は「交通量が増えれば事故も増えるので、ぬか喜びはできない」と話す。「これからは雪道も増えてくる。十分注意してほしい」と呼び掛けている。