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満開の餅花 妻籠宿に彩り 小正月で

「小正月の習わしを次代につなげたい」と話しながら繭玉や花餅の出来栄えを確かめる女性部の役員

 江戸時代の宿場の風情を伝える南木曽町の妻籠宿に12日、繭玉や餅花が飾られた。軒を連ねる木造の建物に、繭玉の紅白とキンカンの実のオレンジ色が映え、〝満開〟の花餅が宿場の冬に彩りを添えている。

妻籠観光協会女性部のおかみさんたちが毎年この時季に手掛ける。新型コロナウイルス対策で、この日は女性部役員8人のみで作った。「ビンカ」と呼ぶイヌツゲの小枝に繭玉を付け、ササの枝には、花を見立てて紅白の餅を付けた。無料休憩所・ふれあい館と観光案内所に飾った。
 軒先を彩ってもらおうと、花餅は土産店や飲食店などにも配った。女性部長の藤原恵子さん(66)は、コロナ禍で観光客との交流もままならない現状を憂いつつ「私たちにできる最小限のおもてなし。目で楽しんでほしい」と話していた。節分のころまで飾る。