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塩尻駅起点 醸造所巡りのマップ作製 塩尻市の信州アルプス大学

ワイナリー巡りを案内するマップと中村代表理事

 塩尻市の市民大学「信州アルプス大学」は、JR塩尻駅を起点にワイン醸造が盛んなエリアを訪ね歩く散策ルートを案内する「桔梗ケ原ワインロードおさんぽMAP(マップ)」を作った。新型コロナウイルス感染症の終息後を見据え、塩尻の魅力発信に努める。

 A3判両面印刷の四つ折りで、広げると、塩尻駅から洗馬までの間の老舗ワイナリー5カ所を巡るルートが分かる。県外向けのPRを意識し、桔梗ケ原で栽培されるメルローやナイヤガラといった主要ブドウの種類、ワイン醸造の歴史も紹介した。
 おすすめルートは約4キロで、徒歩で1時間かかる。キツネの玄蕃之丞伝説が残る「桔梗ケ原神社」や、明治23(1890)年に塩尻で初めてブドウを栽培し30年に県内初のワイン醸造を始めた豊島理喜治の碑を載せた。
 信州アルプス大学は、3年ほど前から歩いてワイナリーを巡るツアー講座を企画している。マップはこれまでの実績を基に、塩尻景観ネットワークや元県ブドウ栽培指導員の協力で作製した。
 製作費は25万円で、市の新型コロナウイルス感染症対策観光振興事業「地域の観光資源発掘支援金」を活用した。1000部を印刷し、市内外に配布している。市民大学を運営する一般社団法人・信州アルプス大学校の中村剣代表理事(53)は「ワインツーリズム振興の一環だ。ブドウの香りなど歩いて空気感を感じてほしい」とする。