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閉園した塩尻のチロルの森 元飼育員・佐藤ひでさん新天地へ

チロルの森時代の佐藤さん。経験を生かして新天地で働く

 昨年11月末で閉園した塩尻市北小野の信州塩尻農業公園・チロルの森の元飼育員・佐藤ひでさん(24)=広丘堅石=が今春、諏訪郡富士見町の八ケ岳アルパカ牧場の飼育員に就く。チロルの森で積み重ねた経験を生かし、新天地で再出発する。

 佐藤さんは松本市安曇乗鞍高原出身で、子供のころからウサギや犬を飼っていたことや、周りで牛馬を放牧していたこともあり、動物好きだった。
 塩尻志学館高校1年生の時にチロルの森で職業体験をしたのが縁で就職した。アルパカ、牛、ヤギ、羊からウサギ、モルモットまで幅広い動物の飼育を担当してきた。最後の1年間は動物取り扱い責任者を務めるなど「大きな経験をさせてもらった」と振り返る。
 八ケ岳アルパカ牧場とは、アルパカの歯の手入れをしてもらったり、毛刈りのやり方を教えてもらったりと交流があった。閉園に際し、移籍の声が掛かったという。動物関連の職から離れることも選択肢にあったが、「今は違うかな」と同じ道を歩み続けることを選んだ。アルパカ牧場には、チロルの森にいた雄の「アサヒ」がすでに引き取られており、再び一緒になる。
 アルパカ牧場はベテラン飼育員ぞろいで、「ガンガン指導を受けて能力を上げて行きたい」と抱負を語る。将来的には、個人で小さな動物ふれあい牧場をつくる夢があるという。