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松本市 感染警戒レベル5 県が引き上げ 特別警報Ⅱ

 県は8日、新型コロナウイルスの感染者が急増している松本圏域のうち、特に感染拡大が顕著な松本市を単独で県独自の感染警戒レベルを5に引き上げ、「特別警報Ⅱ」を発出した。県は松本市との連携を強化し、高齢者や基礎疾患がある人への不要不急の外出自粛や、大人数での長時間の会食を控えることに加え、市内の高齢者施設で働く人を対象に無症状の人も含めて集中的な検査を行うなど7項目の対策を実施する。阿部守一知事は「早く、短く、狭く、強く対策を講じる」とし、21日までを発出期間とした。

 松本圏域は1月5日に感染警戒レベルを4に引き上げて特別警報を発出していたが、その後も感染が拡大した。直近1週間(1日~7日)の人口10万人当たりの新規感染者は23・02人で引き上げの基準値を超え、感染者97人のうち67人が松本市だった。医療施設や高齢者施設で感染が発生し、市単独で引き上げが必要と判断した。
 阿部知事は松本市の臥雲義尚市長とのウェブ会議で、感染警戒レベルを引き上げる方針を伝え、対策への協力を求めた。臥雲市長は「方針を受け止め実効性のある取り組みに励む」と応じた。
 県は対策本部会議で感染警戒レベルを改正し、従来は圏域か県内全域を対象としていたレベルの引き上げを市町村単位で実施できるようにした。市単独でのレベル5への引き上げは小諸市に次いで県内2カ所目。小諸市では飲食店の営業時間の短縮や休業要請を求めたが、飲食店で感染拡大が確認されていない松本市では求めない。