政治・経済

1都3県に緊急事態宣言 感染急増で中信も緊迫 3市 警戒強める

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、菅義偉首相は7日、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県を対象に緊急事態を宣言した。県内では新たに79人の感染が発表され、松本保健所管内でも23人を数え、1日の発表数としてはそれぞれ過去最多を更新した。松本地方の首長は感染の急拡大に危機感を示し、予防策の徹底を呼び掛けた。

 政府による緊急事態宣言の再発令を受け、松本、安曇野、塩尻の3市の市長は警戒感を強める。松本圏域で感染が急速に拡大している状況も踏まえ、感染防止策の徹底を図る考えだ。
 松本市の臥雲義尚市長は宣言発令について、専門者会議からの飲食対策などに関する指摘を踏まえた対応だとの見解を示し「これ(宣言)に歩調を合わせて当面、感染抑止を最優先に市民、事業者へ協力を呼びかける」とする。感染が広がる松本圏域の対策強化も必要だとし、8日に新型コロナ対策本部会議を開いて具体策を取りまとめる。
 安曇野市の宮澤宗弘市長も、宣言と松本圏域の状況の両方に触れながら「まさに感染拡大防止の正念場を迎えている」との認識を示す。保健所や医療機関などと連携して対策に全力を尽くすとし、市民にはマスク着用などの基本的な対策に加え、感染者や医療関係者への差別的な対応をしないことを求める。
 塩尻市の小口利幸市長は、経済再生と感染防止の両立は難しい状況として宣言発令を「遅すぎたくらいだ。止めるべきは止め、リスク管理を徹底してほしい」と政府に求める。市民には「自分にできることを徹底し、しばしの辛抱をお願いしたい」と呼び掛ける。