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松本地域でのコロナ感染者急増に危機感 

 新型コロナウイルスの感染者が昨年末から松本圏域で急増している。昨年末の30日に相澤病院(松本市本庄2)で集団感染が発生し、年明け2日には松本保健所管内の高齢者福祉施設でも発生した。さらに複数の感染経路不明者などの事例も発生している。県は5日に松本圏域の感染警戒レベルを4に引き上げて特別警報を発出した。

 「全県の直近1週間の感染者数が過去最多となった。松本地域、佐久地域が牽引する形で感染者が増えている」
 阿部守一知事は5日、松本圏域での感染拡大に強い危機感を示した。この日に発表された1日当たりの県内の感染者は44人で、うち松本保健所管内は県外からの帰省者を含めると21人も確認された。翌6日の感染者は50人と2日連続で過去最多を更新し、松本保健所管内も19人に上った。両日とも県内保健所の中で最多となった。
 松本保健所管内はこれまで他保健所管内と比べて感染者数が少ない傾向にあったが、集団感染の発生などで急増した。相澤病院関連では6日までに計9人(患者6人、医療従事者3人)、松本保健所管内の高齢者福祉施設関連では15人(入所者10人、職員5人)の感染が確認されている。
 加えて年末年始の帰省者や会食が原因とみられる感染者も確認されており、県感染症対策課は「今後さらに増える可能性が高い」と警戒感を強める。
 県内の感染者は12月上旬から中旬にかけて増加し、その後いったん落ち着いていたが、年末年始を挟んで再び増加に転じた。入院者数(宿泊施設・自宅療養などを含む)も6日午後4時時点で243人と過去最多になっている。