政治・経済

塩尻市の元日人口0.4%減 6万6724人 想定より下降緩やか

 塩尻市の1日現在の人口(住民基本台帳人口)が6日までにまとまった。外国人を含む総人口は、前年同日比0・4%(291人)減の6万6724人(男性3万3274人、女性3万3450人)だった。地区別で人口が増加したのは大門、高出、広丘の市街地の3地区だった一方、郊外などで減少した。

 市は令和5年の目標人口を6万5010人と掲げ、中長期的な減少を見込む。ただ、現時点では複数の宅地開発などを背景に、想定よりも減少幅が小さい。
 地区別で人口が最も増えたのは同1・5%(149人)増の9786人だった大門となっている。民間による宅地の小規模開発やアパート需要の高まりが要因とみられる。高出が同0・7%(52人)増で続いた。
 一方、減少率が最も大きかったのは楢川の同2・7%(63人)減の2299人で、次いで洗馬が同1・9%(94人)減、北小野が同1・6%(31人)減だった。
 昨年4月1日時点の高齢化率(人口に占める65歳以上の割合)は、市全体では28・26%だったのに対し、楢川は47・85%で、地区別で最も高かった。楢川での大幅な人口減の理由として、死亡者数が出生者数を上回る「自然減」などが挙がりそうだ。
 塩尻駅北土地区画整理事業に伴う宅地分譲に加え、本来は開発が抑制される市街化調整区域での宅地開発も見込まれる。空き家活用が可能になる住民主体の「地区計画」の策定が各地域で進めば、人口の減少抑制どころか増加も見込める。
 世帯数は前年同日比0・8%(234世帯)増の2万8079世帯で増加傾向が続く。紅林良一経営戦略課長は「住みたいと選ばれるよう、さまざまな施策に戦略的に取り組んでいく」とする。