連載・特集

2021.1.19みすず野

 松本、安曇野、塩尻3市の1月1日現在の人口は、前年同期比いずれも減少した。信州に移住を希望する人は全国トップクラス、中でも自然・生活環境に恵まれた3市は人気が高い。にもかかわらず人口は減り続けている◆移住施策云々の話とは別に、自然減に歯止めがかからないということだ。人口減少社会を前提に暮らし方、働き方、税金の使い方などを考えていかねばならない。そこにコロナ禍が起き、対応にあたふたし、さまざまな制約も発生しているが、暮らし方、働き方を見直すきっかけにしたい◆暮らし方だが、私たちは止めどない経済優先、経済拡張に向かい、お金さえあれば、物は世界からいくらでも入って来て、欲望は満たされ、快適に生活できてきた。限界である。これからは周りに目を向け、地域の食料自給率を高め、ささやかな暮らしでも、身心の健康度を保つことに関心を払いたい◆働き方は、画一的な労働時間や場所で縛ることなく、その人に合った多様な働きを認め、成果で評価する。新卒一括採用もやめてはどうだろう。優秀な人材は、何歳でもいつでも採用すればいい。持続可能な社会への転換である。