地域の話題

氷の花 厳寒に輝く 開田高原 氷点下17.2℃

末川沿いにある牧場の近くで、霧氷で覆われた木々が朝日を浴びて白く輝く光景にカメラを向ける写真愛好家たち(20日午前8時ころ)

 二十四節気の一つで、1年のうちで寒さが最も厳しいころとされる「大寒」の20日朝、県内の気象庁観測点で最も低い氷点下17・2度を記録した木曽町開田高原(標高1100~1500㍍)では、樹木に大気中の水分が凍りついて白く彩る「霧氷」が見られた。「朝日が差す瞬間が美しい」と、厚手のコートに身を包んで日の出を待つ写真愛好者の姿があった。

 冬枯れした木々は枝の先まで〝氷の花〟に覆われ、朝日に照らされた光景は繊細な水墨画のようだった。気温よりも水温が高いために川面から立ち上る「川霧」も見られ、厳寒の景色に神秘的な趣を添えていた。
 各地でカメラを構えた地元の大竹史也さん(27)は「今季で一番の霧氷」と話し「(氷の結晶が大気中で輝く)ダイヤモンドダストも美しい。開田でこれほどの光景に出合うのは初めて」と盛んにシャッターを切っていた。