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妻籠宿時代行列の瓦版今年も 見出しはコロナ猛威

 南木曽町妻籠宿の時代行列「文化文政風俗絵巻之行列」に合わせて例年発行・配布されている瓦版の令和2年版が完成した。新型コロナウイルスの影響で行列自体は初めて中止となったが、50年以上にわたって世相を風刺してきた瓦版発行の伝統はつないだ。

 今年の瓦版の見出しは、前回まで一貫して変わらなかった時代行列の名称に代わり「新型コロナウイルス猛威振う」と付けた。行列の中止や町長選、町議選、町観光協会が妻籠宿に事務所を構えたことなどをニュースに挙げた。特徴をよく捉えた政治家の人物画と、時代を批評する文言とともに伝えている。
 瓦版発行は、昭和43(1968)年の時代行列開催と同時にスタートした。地元住民の藤原宗三さん(80)が絵と文を手掛けている。前代未聞の行列中止を乗り越え、「来年は明るいニュースを書きたい」と話している。
 瓦版は1300部作製し、妻籠地区に全戸配布された。