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衛生オフィス温泉街へ 浅間温泉観光協会、松門文庫の活用も

 新型コロナウイルスの終息後を見据え、松本市の浅間温泉観光協会は、温泉街に企業のサテライト(衛星)オフィスを誘致する取り組みを進める。新市場を開拓する試みで、旅館の空き室や空き家の有効活用を検討していく。浅間温泉2にある擬洋風建築「松門文庫」も、ビジネス交流の場として有効活用を検討するという。

 14日に松本市島立の県松本合同庁舎で開かれた本年度の松本地域観光戦略会議で、同協会の征矢野伸一専務理事が説明した。サテライトオフィスは、企業の本社や団体の本部から離れた所に設置される事務所で、本社や本部を中心と考えて衛星のように存在するイメージだ。コロナ禍でテレワークが増加する中、需要が高まっている。
 コロナの影響で浅間温泉でも宿泊客が減少し、インバウンド(訪日外国人客)の回復もなかなか見通せないという。こうした中、働き方を見直す企業のオフィス需要に対応していく。征矢野専務理事は「新しい需要を掘り起こし、活性化を目指していく」と述べた。
 木造2階建てで、建築から100年余がたつ松門文庫については、地元住民らが保存と活用を探っており、本郷地区町会連合会などでつくる「松門文庫を考える会」が発足していた。協会は温泉街にある歴史的遺産として活用を検討するという。

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