教育・子育て

コロナ差別「絶対ダメ」 山形小児童が劇で訴え

 コロナ差別は絶対にダメ―。山形村の山形小学校の児童会保健委員会は8日、朝の児童集会で、新型コロナウイルスを巡る差別や偏見は絶対にしてはいけないということをテーマにした劇を披露した。同委員会の28人の児童が、咳をする児童を避けたり、感染して休んでいた友達を差別したりしては絶対にだめだということを、劇を通して訴えた。

 「密」を避けるため、集会は3日間に分けて行われている。初日は3・4年生が劇を見た。
 劇では▽父親が流行地域に単身赴任している男児が咳をしていて感染を疑ってしまう▽家族で感染した男児が学校を休み、退院してからも不安で保健室で泣いている―という二つの話を通して、差別や偏見をしてはいけないと訴えた。
 退院した男児に近づきたくないという児童もいて、みんなで話し合って「気をつけていても感染してしまうことはある。感染した人は悪いことをしたわけではないんだ」と理解する場面などが描かれた。「病気のコロナではなく、差別や偏見のコロナに感染したらいけないんだよ」と気付き、みんなでシトラスリボンを付けて、保健室にいる男児を「お帰り、待っていたよ」と迎えに行く場面で締めくくった。
 養護教諭の中斎弥生さんが台本を書き、練習を重ねてきたという。劇を見た4年1組の赤羽希心君は「最後にみんなで迎えに行くところに温かさを感じた」と話し、差別は絶対にいけないということを理解していた。
 保健委員会委員長の籠田進真君、副委員長の望月真嘉さん、書記の有馬風香さんは、大きな声で劇が発表できたと喜び「もし山形小学校で感染者が出ても、みんなで『お帰り』って言えるような学校にしたい」と話していた。
 9日には1・2年生が、10日には5・6年生が劇を見る。