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安曇野シェアサイクル 来年度も継続検討

JR穂高駅前のポート。実証実験を終えた現在は自転車が撤去されている

 安曇野市観光協会は、市内を中心に電動アシスト付き自転車のレンタルと返却ができる「安曇野シェアサイクル」の3カ年の実証実験を終えた。最終年となった今年は4月1日から11月30日までの8カ月間で実施し、新型コロナウイルス感染拡大などによる観光客の減少で苦戦したものの、利用料収入は前年同期を上回った。自然を満喫しながら「3密」を回避できる交通手段としてもPRしており、来年度も事業継続する方向で検討している。

 市内と池田町、松川村の16カ所に設けたポート(駐輪場)で、電動アシスト付き自転車を15分ごとに100円の利用料で貸し出した。
 11月の利用実績はまとまっていないが、利用料収入は緊急事態宣言が発令された4月と、長梅雨による悪天候が続いた7月を除いて前年同月を上回った。4~10月の7カ月間の総額は前年同期より3割近く増え、11月も前年同月比5割増となる見通しだ。
 市観光協会の担当者によると、これまで電動アシスト付き自転車を企業からリースしてきたが、契約によって新年度からは市観光協会の所有となり、リース料が不要となる。一方、実証実験で活用してきた県の地域発元気づくり支援金は同一事業の場合は最長3年間しか使えないため、事業費の確保が課題になっているという。
 担当者は「損益(がゼロになる)分岐点まではまだ数年かかる見通し」とした上で「市内への経済効果や二酸化炭素削減に加え、コロナ対策としても有効。(来年度も)やる価値は十分あると思う」としている。