地域の話題

塩尻市社協の高齢者・障害者生活支援 しおりんお助け隊 サポーター確保に課題

利用登録者宅で活動するサポーター

 高齢者や障害者の日常の困り事を住民同士の支え合いで支援する、塩尻市社会福祉協議会の住民参加型有償サービス「しおりんお助け隊」は発足4年目を迎えた。利用登録者が順調に伸びる一方、サポーターの高齢化が進み、人材確保が課題となっている。ただ本年度は新型コロナウイルスの影響で、サポーター確保の機会となる養成講座が開けていない。コロナ下でどのように運営していくか、市社協が模索を続けている。

 お助け隊は平成29(2017)年度に発足した。草取りやごみ出し、窓ふきなど日常の困り事をサポーターが代行する。利用料は30分300円で、このうち事務手数料を引いた250円がサポーターに支払われる仕組みだ。
 利用登録者は現在60人(平成29年度比35人増)で年々増加している。サポーターも49人(同26人増)と増えているが60代以上の人が半数以上を占める。80歳を超える人もいて高齢化が進む。
 さらに頭を悩ますのが新型ウイルスの影響だ。これまでは年3回養成講座を開いていたが、本年度は感染防止のためまだ1度も開けず、1月30日にふれあいセンター広丘で開かれる1回のみとなる見通しだ。事務局の小林佑哉さん(24)は「高齢を理由に引退する人もいる。このままでは活動が縮小してしまう」と懸念する。
 市社協は10月、今後の運営に反映するため、サポーターに聞き取りをした。夫婦で活動している、広丘吉田の小口年一さん(70)と洋子さん(68)は「困り事支援に携わりたい気持ちのある人はいると思うが、きっかけがないのでは」と話す。小林さんは「幅広い世代の人に知ってもらえるよう、広報にも力を入れたい」と話している。
 サポーター登録などの問い合わせは同センター(電話0263・51・5070)へ。

連載・特集

もっと見る