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松本の「三ガク都」深化へ 総合計画の基本構想素々案

市民会議が検討してきた基本構想2030の素々案の発表を聞く来場者

 松本市で来年度に始まる次期総合計画(基本構想2030、第11次基本計画)の策定に向けた市民フォーラムが29日、あがたの森文化会館で開かれた。「三ガク都」(岳都、楽都、学都)に象徴される松本らしさを10年間で深化させるとし、「三ガク都のアップデート」といった考え方を理念とする基本構想の素々案が示された。

 基本構想の原案を検討してきた「基本構想2030市民会議」の座長で清泉女子大学の山本達也教授が、各界の市民と議論してきた経過を含め、素々案を発表した。
 アップデートはシステムなどの更新、バージョンアップを意味する。「松本市民は日常的に、自然豊かな環境に感謝し(岳)、日々の生活の中で文化・芸術に親しみ(楽)、共に生涯学び続ける(学)」という考え方を基本理念に示した。
 10年先の基本目標を「松本の地域特性を活かした循環型社会の追求」とした。▽認める▽学ぶ▽生かす▽つなぐ▽挑む―の五つの行動指針(アクション)が、世界の潮流や柔軟性、テクノロジーといった共通の視点を囲むように周回しているイメージの円で図示した。
 山本座長は、社会モデルが右肩上がりの成長から循環型への転換期にあるとし「松本らしい循環型社会をこの10年で形にしてみませんか」と来場者に呼びかけた。
 基本理念の「三ガク都のアップデート」は仮称で、コンセプトを示すフレーズは臥雲義尚市長が決めるとした。総合計画は将来のまちづくり指針となる市の最上位計画。基本構想は市議会2月定例会で議決し、5年間の政策の方向性を基本計画に定める。